住之江公園・護国神社
日時:5年7月16日(日)
吟行地:住之江公園 護国神社 他
句会場:住之江公園管理事務所二階 受付10時~12時
投句締切:12時半 5句投句
参加者:33名
河内野七月の吟行は住之江公園と護国神社でした。大阪メトロ、住之江公園駅を上りすぐ護国神社の大鳥居とその向こうには住之江公園入口、時間も体力もない我々の吟行には、うってつけの好条件でしたが、それにも増して地上に上がると、途端に降り懸かる蟬時雨、真っ青に抜ける空、発表はなくても梅雨明を確信する好天気になりました。
遠く拝殿奥に鎮座する御神鏡の綺羅を垣間見ながら大鳥居を潜るとそこは信じられないくらいの涼風でした。涼しい内にと九時頃護国神社に到着したのですが、早くも句友の姿がありました。
創建昭和一五年と、それ程古い神社ではないのですが、第二次大戦や敗戦など歴史に翻弄され、一時は社名変更も余儀なくされたとか。祀る英霊十万柱以上は日本でも三番目だそうです。慰霊碑、特攻碑、母子像等々、すべての碑はまだ新しく、平和を祈する気持ちで手を合わせました。
護国神社を突っ切るように住之江公園に入り、適度に手入れされた木々の間を巡り、やっぱり足は涼を求めて大池へ。スポーツ広場の球児の準備体操、自転車でプールへ向かう親子、ランニングのお年寄りと、夏を謳歌する人達がどんどん増えていきました。大池の片側には蓮が咲いたばかりの色を掲げ、濁ってはいるが、ゴミの全くない緑の池畔には、釣人の姿もちらほらと。また中島を塒にしている鷺に餌をやる光景も見ることが出来ました。
若林友子 記(河内野令和5年10月号より)