河内野から58名参加
10月22日(日)、晴れ渡る晩秋の空のもと、斑鳩の里は穏やかな一日となりました。
俳句大会は参加者約110名、河内野からは58名が参加して健闘しました。
河内野参加者の結果は以下の通りです。
○俳句大賞入賞句
法隆寺管長賞
堂開けて万緑の風供えけり 林遊実子様
○吟行句の結果
正岡明先生の特選 福村志水様
山下幸典先生の特選 早川節子様
以上3名が表彰されました。
河内野吟行参加者の結果(敬称略)
○和田桃先生選
入選
斑鳩はコスモス日和塔日和 藤本公子
藁塚に安堵の匂ひ日の匂ひ 早川節子
風甘くして斑鳩の柿日和 新井敦子
見晴るかす塔を標にゆく花野 河村久美子
○正岡明先生選
特選
榠樝落つさらば昴よ新司逝く 福村志水
入選
藁塚に安堵の匂ひ日の匂ひ 早川節子
秋水の澄みし畔や子規の句碑 平畑和子
あと戻り出来ぬ人生帰り花 平谷なすび
はざの米手でたしかむる豊の秋 井上元良
○古賀しぐれ先生選
入選
三塔を望む寺跡秋澄める 浅田雅子
草紅葉して飛鳥へとむすぶ道 堀江信彦
里小春地図逆さまにと見こう見 平谷茄子
金風や信仰といふ文化あり 吉井清子
コスモスに屈めば沈む法隆寺 小野義倫
虫の音に往時を聴かん太子道 福村志水
○山下幸典先生選
特選
秋天へ千古の塔の伸び上がる 早川節子
入選
水煙の先の先まで秋晴るる 大地静子
秋日濃し白壁に揺る水かげろう 米澤悦子
斑鳩をすっぽり包む秋の晴 窪田由紀子
斑鳩の景に色足す柿の秋 山口廣世