四季の森公園(神奈川県)にて
去る6月1日、関東句会は神奈川県立四季の森公園で吟行句会を行いました。
外周3kmという雄大な自然林、又日本の原風景を彷彿とさせる里山を鶯の声を浴びながら約2時間歩きました。
そこには菖蒲、青蘆、翡翠など句材になるものが溢れており、自然に癒されながら句作りを楽しむ事ができました。
晴れれば遠くに富士山も望めるという展望台での昼食も楽しく、大いに親睦を深める事ができました。爽子先生、皆さま、お疲れ様でした。(後藤 慶)
台風一過、爽やかに吹く風のなか関東句会初参加となる吟行会に参加させて頂きました。
横浜市の市街地にありながら一山を丸ごと形成したような公園では、到着の初めから明るい鶯の声が迎えてくれました。
ため池には翡翠の親子の動きに写真家達のカメラが被写体を捉えて並んでをり、思わず皆でスマホを構えてしまったものです。
そして木洩れ日の漏れ来る雑木林の山路へ、大きな梅雨茸に目を見張りながらその先に待つ展望台へとやっとの思いで辿り着きました。
期待に反して富士の峰は雲に遮られて見る事は叶いませんでしたが、後にこの展望台での沢山の素晴らしい句に触れて、自身では叶わぬ表現力、生きた季題の使い方等々、ひとり感動を覚えておりました。
「美典のミニ俳句教室」その冒頭には「吟行参加は先輩や指導者の使われる表現語を覚え込むには最も良い方法だ」と綴られていて、同じ景色、同じ被写体を見て色々な表現言葉があることを体で覚えるものだと。
まさに師のご指導の通りの吟行会となり、深く感銘を受け、とても意義のある吟行会を体験させて頂きました。笑いあり、出会いあり、新たなご指導の中で先輩達に支えられ、参加出来ましたことに感謝申し上げます。爽子先生はじめ、ご同行の皆様ありがとうございました。(今田 和枝)